18カラ~ノ

その15

中高生にとってのロールモデルって?~18才に注目した共同調査を実施~

中高生にとってのロールモデルって?〜18才に注目した共同調査を実施〜

2019.11.05

今回<18カラ~ノ、>では、ポストゆとり世代・ポストミレニアル世代である15才から18才の中高生を対象に、日本インフォメーション株式会社と共同調査を実施しました。
多様化する価値観、生活様式、消費スタイル、情報メディア接点、興味・関心の変化などについて、多面的に検証します。
今回、調査結果からポイントについてレポートします。

https://www.n-info.co.jp/ 日本インフォメーション株式会社ロゴマーク

※本レポートの著作権は、株式会社大広と日本インフォメーション株式会社が保有します。 内容を転載・引用する場合には、「(株)大広・日本インフォメーション(株)調べ」と明記してご利用ください。

【実施概要】
  • ■ 調査手法:Web調査
  • ■ エリア:全国
  • ■ 対象者:中学生・高校生男女
  • ■ サンプルサイズ:1200サンプル
  • ■ 割付:各学年男女ごとに100サンプルずつ、均等に割付
  • ■ 調査時期:2019年8月
※前回調査は2016年8月に、同様の設計で実施

1.中高生の購買力|こづかいの変化と使い道

「こづかい」の総額・使い道は、3年前と比べて中学生・高校生ともに減少。

■ 「毎月定額のこづかい」「必要なときに親に頼んでもらうお金」は横ばいだが、「親が毎回 払ってくれるお金(スマホ代など)」が減少。

中高生のこづかい|毎月の平均収入額(内訳)
中高生のこづかい|毎月の平均収入額(内訳)グラフ

■「友だちとの遊び・つきあい」は微増。そのほか、「飲食」「ファッション」「趣味」などの 支出金額は横ばいから微減。

■「スマホ・タブレット利用料、アプリなどの課金、ネット用プリペイドカード」の金額が減少傾向。

■減少が目立つのは「ためておき、まとめて使うためのお金」。背景として、プチプラやリユースショップなどで、単価安く気に入ったものが入手しやすい一方で、まとまった出費を考えることが少なくなっているのではないか。

こづかいの使い道|毎月の平均支出額(内訳)
こづかいの使い道|毎月の平均支出額(内訳)グラフ2

2.中高生の生活時間|ネットはインフラであり、当たり前のもの。

生活の中心は、スマホを見る時間。非日常は、友人との外出や買い物。

■「リアルタイムでテレビをみる」が減少傾向。平日男子で58.2分と、平均すると1時間を切った。
また、休日でも平日と大差がない。「録画したテレビをみる」も減少し、2019年新設問の「スマホ・タブレットで動画をみる」を下回った。

平日と休日とも「スマホ・タブレットでSNSをする」「スマホ・タブレットでネットをみる」はそれぞれ40分~50分前後で、動画も含めてスマホの使用時間が日常的・恒常的に長い。
テレビ画面よりスマホ画面を見る時間の方が長い。

また、休日に増えるのは「友だちと遊びにでかける」「買い物にでかける」である。生活時間の中では、ネットが日常で、リアルな外出の方が非日常の位置づけとなっている。

中高生の生活時間|1日あたりの平均時間(内訳)
中高生の生活時間|1日あたりの平均時間(内訳)グラフ3

3.U18クラスター|特徴キーワード

U18クラスターとして、中高生を代表的な5つに類型化。
U18クラスターイラスト

意識高い先進派(15.6%)

●新しいこと好き・カーストトップ・冒険者・先進的 ●トップランナー・ファッション性・とがった感じ

内輪受け協調派(27.6%)

●空気を読む・同調的・協調圧力 ●トレンドに高関心・流行を探している

凡男凡女身の丈派(34.3%)

●平凡であること、普通であることが最大の幸せにつながる ●実は賢い生き方・バランス良く・目立ちすぎない ●敵をつくらない・実は自分中心・習慣的

ヲタク系個性派(14.9%)

●ヲタク・ネット系・文化系部活・趣味第一 ●マイウェイ・狭い関心領域で突き詰めるタイプ ●フィクション・想像の世界に遊ぶ

堅実系伝統派(7.6%)

●優等生・大人とコミュニケーション ●いい子ちゃん・良き家庭人、女子は良妻賢母 ●成長志向・学校や社会で良いとされている事をクリアしようとする


4.消費の情報源|中高生に見るロールモデル消費

顔の見える“人を介した情報”こそが、消費に影響を与える。

■消費の情報源は、「友人や知人の話」が圧倒的に多く、マスメディアを上回る。「テレビCMやテレビ番組」も1~2割から挙げられているが、SNSや多様化したネットの情報源に押されている。

■ネットの「ニュースメディア」「キュレーションサイトやまとめサイト」「企業サイト」など一般的な情報源以上に、「友人・知人のSNS」「YouTuber」「SNSでのみつながっている友人、知人」「芸能人・モデル・アーティスト等のSNS」といった、顔の見えるSNSの方が情報源として多く挙げられている。
直接的な口コミに加えて、SNSを介して多様なロールモデル消費が広がっていると考えられる。

関心分野別|中高生が参考にする情報源
関心分野別|中高生が参考にする情報源グラフ4

5.手本とする人物|中高生にとってのロールモデル

身近な人物を手本としつつ、ロングテールにより多様化の一面も。

■お手本にしている人物は、男子は「父」「母」「学校の友だち」「部活の先輩」の順、女子は「母」「学校の友だち」「父」「部活の友だち」の順で、圧倒的に身近な人が中高生にとってのロールモデルだと言える。

■一方、身近な人に集中しつつも、男子では「スポーツ選手」、女子は「モデル・タレント・アイドル」「俳優・女優」といったスポーツ・芸能関係に加え、「YouTuberなど、ネットで活躍している人」「SNS発信の多い同世代」などネットで活発に情報発信する人物や、さらに女子では「マンガ・アニメ・小説のキャラクター」も挙げられ、ロールモデルの対象はロングテールにより多様化しているとも言える。

中高生が手本とする人物像
中高生が手本とする人物像グラフ5

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